こどもの観察と分析。not only わが子、but also 保育園。

天然コーチングマニアの思考ログ的なもの。

『子どもの造形表現に関わるひとクラス BY アトリエ・ル・マタン』参加レポ

 

こんにちは!コダユキです♡

 

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(宇宙に落ちたどんぐりw)


2018年は、私にとって学びの年で
立て続けに、とにかく
保育や乳幼児教育に関する講座を受けていました
どれも本当に素晴らしい講座ばかりで
自分のチョイスにうっとりもするのですが(笑)

その中でも特に、いや【これも、特に】
素晴らしい講座でしたので、ぜひ多くの方に
体験していただきたく、ご紹介したいと思います!

特に特に、『美術』『アート』『絵画』・・・
そんなものに苦手意識がある人におすすめします
苦手意識まではなくても、乳幼児教育の現場で
指導する時にちょっと自信がない、という方にも!

 

 

『子どもの造形表現に関わるひとクラス BY アトリエ・ル・マタン』参加レポ

 

子どもの造形表現に関わるひとクラス(基礎)
2018年8月11日(土)12日(日)

内容 :
​子どもの造形表現にかかわる人が持つべき資質、大事にすべきことは何なのでしょうか?
​そもそも、アートや造形表現を通じて子どもたちと何を共有し、どのような力を育んでもらいたいのでしょうか?
本講座は、保育園や大人向け講座、企業内での人材研修等様々な現場で実践を積んだ講師による
”子どもの造形表現にかかわる人”が現場で実践するヒントを共有する講座です。​ 

 


講座の内容自体は、これから行く人のためにも
詳しく書かないとして・・・
講座の中ででてきた講師の浅羽聡美さん
お話が印象的にだったのでご紹介します

子どもから大人、年配の方まで、様々な人と
アート活動をされているアトリエ・ル・マタン
のおふたり

でも、どの年齢でも、『絵を描くのが苦手』
という人がとても多いのだそうです
その原因はなんだろうと考えると、
きっと、初めて意識して絵を描いた時
(おそらく保育園や幼稚園や小学校で)
みんなで一斉に同じような絵を描かされた経験
からではないのか?とたどり着きました

ただただ、色を塗るのが楽しくて塗っていたのに
「なにを描いているの?」という声掛けから
『絵とは、なにかを描くものである』という
固定概念が植え付けられます

花を見て、そのイメージを描いていたのに
「このお花、変ね。花びらの描き方はこうよ」
と教えてもらったがために
自分自身の自由な『花の表現』はだめなのだと、
先生の見本と同じように描くのが正しいからと、
自分の絵を封印して、下手だと思い込んでしまう

『初めての記憶』は
想像以上に心に残ることがあります
私たち指導者の何気ない一言が
子どもたちに深く深く刺さることがあるのです

私たちは普段から
子どもの思考や行動を制限するような
言葉掛けをしていないでしょうか?
いつも謙虚になって振り返る必要があるのです

 

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(掲載しているのは、私の作品です)


子どもたちは自分の中から湧き上がる
クリエイティブに忠実に
想い想いの絵を描くアーティストです

 

そんな、自分に対してまっすぐな
子どもたちに向かい合う時
自分の心は、どうでしょうか?

 

子どもたちのまっすぐな想いを
正面からまっすぐに受け止められることが
あなたはできますか?

 

『子どもたちにアートの指導をする』なんて
おこがましい考えを抱いていたことが
恥ずかしくてなかったことにしたくなる(笑)、
そんな、心にグッと迫ってくる2日間でした♡

なにをおいても、まずは【自分のあり方】だと
参加者の方が口々におっしゃっていたのが
印象的でした

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(自分でもお気に入りの『なにか』)


アトリエ・ル・マタンのおふたりは
Facebookで色々な発信をされています
また、著書もあります

講座に参加して、直接お話を聞くのがいいとは
思いますが、まずは
おふたりの想いに触れてみることをお勧めします!

 

アトリエ・ル・マタン FBページ ↓

www.facebook.com

 

書籍のオンラインショップ ↓

https://lematin1011.thebase.in/

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(こちらの書籍。ノウハウやハウツーを超えて、感動します!!!)

 

 

いつもありがとうございます♡
愛をこめて、ピピピ
幸田ユキ

 

『レッジョ市立園を運営する若手教育者による組織パンタレイから学ぶ、特別ワークショップ@東大 』レポ

 

こんにちは!コダユキです♡

 

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(東大赤門!来てみたかったの♡)

 

『レッジョ市立園を運営する若手教育者による組織パンタレイから学ぶ、特別ワークショップ@東大 』レポ

 

(またまた半年以上前のレポですがww)


2018年6月23日(土)10:00-12:30
@東大教育学部にて(定員40名)
レッジョ市立園を運営する若手教育者による組織パンタレイから学ぶ、特別ワークショップ

 

に参加してきました!
すぐに満員になっていたのが、運良くキャンセルがあり、参加できることに!
めっちゃめちゃラッキーでした!!!

(本当は午後からの講座があったのですが、
こちらは残念ながら出席できず、泣く泣く欠席に)

 

【内容】
布地はだれ?色を編む?編んだり、縫ったり、好きなものを探してみよう。
布地、光、色、自然やデジタルを使い、ワークショップを通して表現方法を探ります。驚きや発見のあるこのワークショップは年齢を問わずだれでも楽しめるものです。

 

レッジョエミリア市のパンタレイからは、
フランチェスカビアンキさん(ペタゴジスタ)
マルコ・モニカさん(アトリエスタ)
のおふたりが来日されていました♡

東京大学教授の秋田喜代美先生
イタリア幼児教育実践家の石井希代子先生
一緒にワークショップに参加されていて
アトリエの中でごく普通にお話しできたことが
嬉しかったです!!!

(アトリエって、すごいですね!
アトリエの中では肩書きも関係なく探求できる!)

 

光のアトリエ ×3

 

さて、それはさておき(笑)
どんな内容のワークショップだったのかというと・・

 

光のアトリエが3つ、教室の中に作られていました

 

フォトショップ(画像加工ソフト)と素材、鏡などを組み合わせたアトリエ

フォトショップの画像をプロジェクターで壁に映し、その前に色々な素材を置いてみる

 

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(写真は子ども教育立国さんFBページから)


②マイクロスコープと素材のアトリエ

マイクロスコープで布や糸、その他様々な素材を拡大して壁に映し(プロジェクター使用)、その世界観を楽しむ

 

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ライブカメラと素材のアトリエ

ライブカメラの映像をプロジェクターで壁に映し、また様々な素材を組み合わせて楽しむ

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(写真は子ども教育立国さんFBページから)


3つとも、それはそれは幻想的な世界が広がっていました。
時間を忘れて活動していました♡
どれが好きかと言われたら・・・うーん、全部好きだ!
プロジェクターを個人で買いそうになるくらい(笑)
楽しかったですー♡

 

ひとしきりアトリエで探求したのちに、参加者で感想をシェアしあいました。
また、パンタレイから来ていただいたお二人に、
じっくり質問できるという貴重な機会をいただきました。

このレポでは、すべてをご紹介することはできませんが、特に印象に残ったお二人のメッセージをお伝えします。

 

 

アトリエとは、考えたこと・やりたいことが、同時にできる場のこと

 

アトリエとは、場所の名前ではありません。
先生は、やり方を教えたり、答えを教えることはありません。
アトリエでは、子どもたちは、経験し、体感し、感じ、五感全てを使うことができます。

アトリエで、なにかをやってみると「疑問」が生まれます。
「探究心」が生まれます。それを一緒に考えるのです。
どの方向性で探求していくかは、その場にいた子どもたちしだい。それは誰にもわかりません。

アトリエはまさに、ローリス・マラグッツィの「100の言葉」を実践する場なのです。

そして、幼児学校の場とは、子どもが文化を培う場
なのです。

 

 

「知恵を得る」活動の根本とは?

 

なにかを経験して(今日の場合は光のアトリエ)、思ったことや疑問を発する。
自分が発した言葉や、他人が発した言葉に自分が返事をすることによって、お互い高め合っていく。
会話を豊かにしていき、そのことによって、自分が学んでいることをより豊かにしていくこと。
その繰り返し。

 

それが、「知恵を得る」活動の根本です。
それは、子どもも大人も同じ。
そしてそれは、(自分以外の)人との関係性の学び方でもあります。

 

 

「学習は楽しみであり、遊びはまじめにやる」

 

学ぶという過程の中に、楽しみと喜びがあります。
なにかを一緒にやることの楽しさを経験すること。
今日も、知らなかった人たちが、アトリエ活動を通して、いつの間にか仲良くなっている。講座を聞いているだけでは、こんなに短時間でこんなに仲良くはならない。一緒に活動することによって、より仲良くなれるのです。
光のアトリエを一緒に体験した私たちは、すでに【ひとつのグループ】なのです。

 

 

ドキュメンテーションのための、勇気

 

すべてを記録に残すことは不可能です。
物事を深く遂行したいのであれば、特に不可能です。

なんとなく記録するのではなく、【捨てる勇気、拾う勇気、選ぶ勇気】が必要です。意思を持って選択をしないといけません。
そして、その選択したものについて、語ることができるという責任を持たなくてはいけません。

 

 

環境設定を変えるタイミング、のはかり方

 

子どもたちのリアクション・コメント・疑問をドキュメンテーションしていく。それを見て、次のステップに進むためにはどんな環境がいいのか、大人の提案を入れて変えていきます。
予想と違う活動をしても受け入れる。決して先に言わないこと。大人が勝手に設定したゴールに誘導しないこと。

 

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(写真は子ども教育立国さんFBページから)


フランチェスカビアンキさん(ペタゴジスタ)
マルコ・モニカさん(アトリエスタ)
おふたりが話すのを聞いていて、とても印象的だったことがあります。

私はイタリア語はわかりませんが、ご自身の仕事にとても誇りを持っていること、そしてとても堂々とされていたことです。それは決して偉そうなのではなく、裏方に徹して徹しているのだけれど、ご本人の存在感の美しさのようなものが目立ってしまう、ような感じ。
自分の発言はもちろん、服装や外見や態度も全て含めて責任を持っている、という感じがしました。
(あんな雰囲気を私も出せたらいいなー!
がんばりたいと思います!!!)

 

そして、乳幼児教育の現場で
子どもたちが【知恵を得る活動】をできるように
することが、私たち教育者の仕事であり責任です。

それは決して『目標』などではなく
『必須』である、
と再度強く感じたワークショップでした!
どうもありがとうございました。

 

お写真はこちらからお借りしました! ↓

 

光のアトリエ、
プロジェクターを使う機会があったので
ちょこっと自分でやってみました!
楽しい♡これは楽しい♡(笑)
 ↓ ↓ ↓  

 

 

いつもありがとうございます♡
愛をこめて、ピピピ
幸田ユキ

 

 

修了証取得 ★ 創造的指導者養成講座 「レッジョ・エミリア・アプローチを知る 」基礎編・応用編

 

こんにちは!コダユキです♡

 

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(OHPを使ったアトリエ ←OHP!めっちゃ懐かしい!)

 


2018年は私にとって学びの年で
保育の気になる講座や気になる書籍を
思うままに受けたり読んだりした1年でした!

その中で、特にキーになった講座が
子ども教育立国さん主催
創造的指導者養成講座
「レッジョ・エミリア・アプローチを知る 」
基礎編・応用編
先日修了証もいただきました♡

 

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修了証取得 ★ 創造的指導者養成講座 「レッジョ・エミリア・アプローチを知る 」基礎編・応用編


【レッジョ・エミリア・アプローチ】とは
一斉保育ではない、自由保育でもない、
小グループで長期的なプロジェクトに取り組む
新たな、世界最先端の【保育方針】です♡

 

レッジョ・エミリア・アプローチでは
どんな小さな子どもでも
自分のやる活動を自分で選択・決定し、
自分で仮説を立て、それにそって探求し、
研究結果をまとめて
オリジナルの表現で発表するという、
極めてクリエイティブな活動を
日常的に行います
(小グループで、数日〜数ヶ月かけて行います)
 
保育者は子どもに任せて放置するのではなく、
決まったプログラムを与えるのではなく、
子どもの様子を観察し寄り添い、
まだうまく言葉が出ない子どもの意思を汲み、
活動がより発展するようにアシストします

素材の準備をしたり、アイデアを提案したり、
子どものクリエイティビティが
より発揮されるような『環境作り』
保育者の役割です

 

そんな毎日を日常的に過ごすうちに
自分のことをより知ることができます
好きなこと・嫌いなこと・
得意なこと・苦手なこと・
心とらわれること・興味がないこと・・・

そして、それを
日常的に意思表示することにより
自分を表現することに抵抗がなくなります

自分を思う存分表現できるようになると
満足感が得られ
他人の表現もゆったりと
受け入れられるようになります
他人からの意見や批判も
素直な心で聞けるようになります
(批判とは、良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定することであり、決して悪口や侮辱ではありません)

自分の考える自由・表現する自由の大切さ
考える権利・表現する権利の大切さ
そのことに気付くことができれば
(たとえ無意識でも)
まわりの人の自由や権利も
尊重できるようになるのです♡
 

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(私、を表現した私の作品。上から)


さてさて
そんな壮大なレッジョエミリアアプローチを
基礎編・応用編合わせても
たった4日間で学ぶことができる
というこの講座
(日本ではとても貴重な体験なのです)

勘違いされると困るので
ぶっちゃけると
まあ、4日間なんかで
レッジョエミリアアプローチ指導者に
なるための準備ができるかと言われると
大いにNO!です(笑)

たった4日間では
その氷山の一角を、ちょこっと
学ぶことができるだけ。

ただ、この4日間で学んだことを胸に
現場で数年経験を積んで
トライして失敗してトライして反省して
指導者どうし対話を続けていくことで
良い指導者に近づけるのではないかと思います
(そこでやっとYES!が言えるのではないかと)

その準備(トライする準備)ができる
講座だと思います!

 

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(プロジェクターを使ったアトリエ)

 

まずは指導者がレッジョアプローチを経験し
実践から学ぶということで

4日間、子どもの立場で
無心に色彩遊び
いろんな素材を組み合わせてオブジェを作る
物語を作ってグループで公演
自分自身をなにかで表現
グループで共同制作
 
自分がどんな想いで作品を作ったか
他の参加者がどんな意図で作品を作ったか
お互いにシェアすることで
自分とは違う考えや思いに出会い、
他人を知ると同時に自分を知るという
素敵な体験となりました♡

 

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(私、を表現した私の作品。横から)


また小グループ作業では
自分の意見と周囲の意見の
落とし所を探る作業
自分の心に折り合いをつける練習
自分の意見を思い切って言う訓練

レッジョエミリアアプローチでは、
これを毎日、乳幼児期からできるなんて
どれだけ成長できるんだー!
どんだけ徳が高い人になれるんだー!
うらやましい限りです(笑)



私が受けた講座はこちら
(子ども教育立国さんHP)

www.creative-children-education.com

 

応用編の様子
(子ども教育立国さんFBページ)

 


講座は
あたたかく居心地のいい空気感でした

 

講師の石井先生の
1人ずつの作品へのコメントを聞いて
色々緩んでなんか泣いてしまいました(笑)
(こんなとこで泣くとは想定外でした!)

こんな先生に担任してもらいたかった!!!
(私自身も、私の子どもたちも)
そう思える先生から学べて本当に良かったです
 
(これは超個人的なことですが)
ひとりで今まで抱えていた
子育ての悩みやわだかまり
ふっと浮いて消えて軽くなった
そんな感じがしましたー♪ 
 

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(基礎編でご一緒したみなさま、の一部)


石井先生、アシスタントの先生方、
ご一緒していただいたみなさま、
本当にどうもありがとうございました!

またお会いできるのを
楽しみにしております♡

 

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(応用編でご一緒したみなさま)

 

いつもありがとうございます♡
愛をこめて、ピピピ
幸田ユキ

 

 

「違い」を認め、リスペクトし、どうやったらお互い心地よく独自性を発揮できるか、子ども自身が考える。その実践を日常の保育で行うのがレッジョ・エミリア・アプローチ。

 

こんにちは!コダユキです♡

 

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(出典:レッジョ・チルドレン・ニュースレター)

 

「違い」を認め、リスペクトし、どうやったらお互い心地よく独自性を発揮できるか、子ども自身が考える。その実践を日常の保育で行うのがレッジョ・エミリア・アプローチ。


2018年5月26日の
”こども・⼦育て家庭と教育実践者並びに、コミュニティのためのまなびの場”
The Children and Community Learning Center(通称 CCLC)オープニングシンポジウム
レポの続きです♪

 

素敵なお話が次々と飛び出して
まとめきれないので
小出しに書いていこうと思います!

 

関連ブログ

yukik.hatenablog.com

 

 

第一部 対談「レッジョ・エミリアが、世界に届けたもの」


登壇者
クラウディア・ジュウディチ氏(レッジョ・チルドレン 統括長)
小玉重夫氏東京大学大学院教育学研究科長、総合教育科学専攻基礎教育学コース教授)

 

 

レッジョ・エミリア・アプローチにおける
デモクラシー(民主主義)の概念とは?
大切なのは複数性(プルーラリティ)!

 

「100の言葉」という詩で言われていることは
すべての子どもたちが自分自身の
考え・表現方法を持っている、ということ
子どもたちが100人いれば、
100通りの考え・表現方法があるということ

 

民主主義(デモクラシー)や公共のものは、
複数性を条件にして初めて成立します
大切なのは、複数性(プルーラリティ)です

複数性(プルーラリティ)
ただ単に人間が多く存在しているということではなく、独自の個性(独自性)をもった人々が、その個性という違い(差異性)にもかかわらず同じ人間として平等性(対等性)をもちながら、他の多くの人々と共にいる (多数性) という事態を意味します。
(出典:http://yanaseyosuke.blogspot.com/2016/06/blog-post.html

 

大切なことは、その100人の100通りの
考え・表現を、ただ1つもつぶさないこと

 

ひとつの表現にまとめたいという欲望が、
大人側にはありますが、
それは決してしてはいけないのです

 

私たちは、民主主義というと、
みんなで話し合いをして、合意して、
一つに意見をまとめていく、という風に
考えがちです

でもそれは下手すると、
民主主義ではなく全体主義になってしまいます

全体主義
個人の全ては全体に従属すべきとする思想または政治体制の1つである。この体制を採用する国家は、通常1つの個人や党派または階級によって支配され、その権威には制限が無く、公私を問わず国民生活の全ての側面に対して可能な限り規制を加えるように努める。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E4%BD%93%E4%B8%BB%E7%BE%A9


レッジョ・エミリアには
民主主義という手続きをとりながら、
結果的に、全体主義ファシズムが生まれてきた
という歴史があるため
複数性という考え方を大切にしています

 

  

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(出典:レッジョ・チルドレン・ニュースレター)

 

 

小グループの中で、全員の考えを一致させること
が目的ではありません
お互いの違いを認め、リスペクトしあい、
違う考えや表現の子どもたちが、
どうやったら、独自性を発揮し、分かち合い、
うまくやっていけるかを編み出していくことが
目的なのです

 

レッジョ・エミリア・アプローチの根本的な
要素のひとつに「違い」があります

 

グループの中で、違う考えを持っている
ということが、とても大切にされています

 

グループで活動するのは、最終的に、
グループの中で考えを一致させたいという意図で
意見交換をしているのではありません

 

グループの中で違う考えを話し合うということが、
経験を豊富にし、各々の個性が充実します
そのためにグループでの会話を大切にしています

 

子どもたちが、グループの中で、
どのように各自の独自性を大切にして、
どのようにしたらそこから新しいアイデア
湧き出してくるかという環境を作っていくのか、
その試行錯誤を一番大切にしています

 

あえて違う表現や、違うものの見方をする
子どもたちを一緒にして、
そこから生まれてくるダイナミック(動き)
を予想しながら環境を作っていきます

 

子どもたちが、その環境で、
どのようにしたら関係を作っていけるのか、
どのように関係を持てばうまくいくのかを、
独自で編み出していきます
子どもたちがその戦略を独自で編み出して
いくことこそが極めて重要なのです

 

みんなの違いをリスペクトしながら、
どう分かち合うのかということは、
私たちにとって極めて大切な体験なのです

 

 

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(出典:レッジョ・チルドレン・ニュースレター)



いじめや差別、パワハラセクハラなど
さまざまな人間関係の問題がありますが

レッジョ・エミリア・アプローチのような
こんな乳幼児教育を受けていたら
そんな問題は起こらないのではないでしょうか?

もしくは、問題やトラブルが起こっても
その解決法が分かっているから
大きな問題には発展しないのではないでしょうか?

そんな力強い概念を聞かせていただきました!

 

もちろんこれは
レッジョ・エミリア・アプローチでないと
いけないということではありません
どんな乳幼児教育にも大切な概念です

 

もちろん子どもだけでなく
人が人として生きていく上で
大切な概念です

 

そんな大切なことを
体験を通して幼い頃に学べる
それは本当に幸運なことだと思います

 

私は、その幸運が
これからの子どもたちに
そこに関わる全ての大人に
ふりかかればいいなと願うのです♡

 

 

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(出典:レッジョ・チルドレン・ニュースレター)

 

いつもありがとうございます♡
愛をこめて、ピピピ
幸田ユキ

 

 

「子どもたちの100の言葉」ローリス・マラグッツィの詩を紹介します

 

こんにちは!コダユキです♡

 

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レッジョ・エミリア駅/スペインのサンティアゴ・カラトラバ氏のデザイン

 

 

「子どもたちの100の言葉」ローリス・マラグッツィの詩を紹介します

 

レッジョ・エミリア・アプローチの創設者の
一人であるローリス・マラグッツィ氏の詩を
紹介します

 

子どもたちの100の言葉

 

「でも、百はある。」

 

ローリス・マラグッツィ
(田辺敬子訳)


子どもには 百とおりある。
子どもには 
百のことば 百の手 百の考え 百の考え方 遊び方や話し方
百いつでも百の聞き方 驚き方 愛し方 歌ったり
理解するのに 百の喜び
発見するのに 百の世界
発明するのに 百の世界
夢見るのに 百の世界がある
子どもには 百のことばがある
…それからもっともっともっと…

けれど九十九は奪われる
学校や文化が 
頭とからだを ばらばらにする

そして子どもに言う
手を使わずに考えなさい
頭を使わずにやりなさい
話さずに聞きなさい
ふざけずに理解しなさい
愛したり驚いたりは 復活祭とクリスマスだけ

そして子どもに言う
目の前にある世界を発見しなさい
そして百のうち 九十九を奪ってしまう

そして子どもに言う
遊びと仕事
現実と空想
科学と想像
空と大地
道理と夢は
一緒にはならないものだと

つまり百なんかないと言う

子どもはいう
でも 百はある

 

 

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この詩にこめられた意味は、

 

大切なことは
すべての子どもたちの違う個性を認め、
その個性を通して、
ども子どもたちも(誰一人例外はなく)
表現ができる力がある
ということを、大人が認めること

 

同時に、
すべての子どもたちが、
自分自身に独自の個性があることを知り
その個性を認め、
自分の考えを持ち、表現することや
その表現方法は自由であり、
自分自身が表現方法を選ぶ権利がある
ということを知ること
大人は、それを認めること

 

①すべての子どもに個性がある

②すべての子どもは表現できる力がある

③すべての子どもが自分自身の独自性を知る

④すべてのこどもが自分自身を認める

⑤すべての子どもは自由に考える権利がある

⑥すべての子どもは自由に表現する権利がある

⑦大人は、すべての子どもに対し①〜⑥を認めること(権利を奪わないこと)

 

 

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いつもありがとうございます♡
愛をこめて、ピピピ
幸田ユキ

 



 

”こども・⼦育て家庭と教育実践者並びに、コミュニティのためのまなびの場” The Children and Community Learning Center(通称 CCLC)オープニングシンポジウム

 

こんにちは!コダユキです♡

 

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(出典:レッジョ・チルドレン・ニュースレター)

 

”こども・⼦育て家庭と教育実践者並びに、コミュニティのためのまなびの場” The Children and Community Learning Center(通称 CCLC)オープニングシンポジウム


2018年5月26日に(←ちょい最近になった、笑)
CCLCオープニングシンポジウム
に参加してきました!

machihoiku.jp


去年(2017年)から、代々木公園の中に
どどーんと大きな【こども園】が
できたのをご存知ですか?

こども園:幼児教育・保育を一体的に行う施設)

 

原宿方面の入り口を入ってすぐのところ、
売店の向かいです

私にとって思い出深い代々木公園♡
なんだかおしゃれな山小屋チックな
その素敵な建物が一体なんだろうと
思っていたところ【こども園】だったのです!

 

こんな広い公園の中に
こども園】があるなんて
なんてステキ♡なんて遊び放題♪

中は一体どんな風になっているんだろう
中ではどんな保育が行われているんだろう
ずっと見るのを楽しみにしていたのですが
そんな機会がやっとやってまいりました!


そんな
「まちのこども園 代々木公園」に
”こども・子育て家庭と教育実践者並びに、コミュニティのためのまなびの場” として
「The Children and Community Learning Center」(通称 CCLC)
がオープンしたのです!

 

そのオープニングシンポジウムに
行ってきたのでしたー♪

 

もうね、その【こども園】の中は
めっちゃステキ。
めっちゃステキ。
めっちゃステキ。

 高い天井。
手塗りの壁。
上品な木の梁。
天井からのオブジェ。

 

なんていうか(うまく言えないけど)
深みがある
おもむきがある、そんな感じなのです♡

 

でねでね、
とにかく、かくかくしかじか、(笑)、
代々木公園の中にある
超ステキなこども園の中で

世界最先端の幼児教育
レッジョ・エミリア・アプローチの
ものごっつい偉い先生方が
イタリアのレッジョエミリア市から来日されて、
大変貴重でありがたいお話を
もちろん日本語の通訳付きで
まじかで直接聞けちゃったのであります♡

 

ああ、
この興奮が伝わるかなーーー!!!

とにかく
めっちゃすごい人の
めっちゃいい話聞いてきたのよ♡
そういうことなのよ(笑)

 

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 (出典:レッジョ・チルドレン・ニュースレター)

 

シンポジウムは3部構成でした!
もちろん全部聞きましたとも♡

 

▶︎トークセッション
「教育を豊かにするデザインの力」
登壇者 
ロランド・バルディニ氏(レッジョ・チルドレン アートディレクター)
カンチェーミ・潤子氏(カンチェーミ・コーポレーション株式会社 取締役副代表 /JC Academy代表 / 教育コンサルタント

 

▶︎第一部 対談
「レッジョ・エミリアが、世界に届けたもの」
登壇者
クラウディア・ジュウディチ氏(レッジョ・チルドレン 統括長)
小玉重夫氏(東京大学大学院教育学研究科長、総合教育科学専攻基礎教育学コース教授)

 

▶︎第二部 トークセッション
「教育・まちづくり・アートを社会にひらく」
登壇者 
クラウディア・ジュウディチ氏(レッジョ・チルドレン 統括長)
秋田喜代美氏(東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター長、学校教育高度化専攻教職開発コース教授 )
和多利浩一氏(ワタリウム美術館 CEO)
大島芳彦氏 (株式会社ブルースタジオ 専務取締役)

 

さてさて、
やっとここからが本題!(笑)
印象的だった言葉をご紹介します♡
(あくまでも私のメモの範囲です)

 

トークセッション「教育を豊かにするデザインの力」


登壇者 
ロランド・バルディニ氏(レッジョ・チルドレン アートディレクター)
カンチェーミ・潤子氏(カンチェーミ・コーポレーション株式会社 取締役副代表 /JC Academy代表 / 教育コンサルタント

 

レッジョ・チルドレンのアートディレクターの仕事は、子どもたちの独自の世界観をデザインというツールを使って形にすること。
子ども独自の世界観が大人に理解できるようにデザインを使って通訳すること。

(子どもたちがどんな世界観を持っている
のかは後の話で出てきます)

子どもたち一人ひとりは、
独自の世界観の中で生きています
そして、それを、独自の表現で表現しています

 

でもそれは、一見すると、
とても小さな絵やシンボルで気付かなかったり
ただの書き損じのように見えてしまいます

 

子どもたちの絵は
思ってもいないところにあったりします
例えば1センチの絵を大きく拡大すると
すごいパワーを発揮したりします

 

アートディレクターの仕事は
そんな、素晴らしいけれど
見落としがちな子どもの表現を
大人にもわかりやすくデザインすることです

 

 

「美しい」と思う心は、育った環境から生まれる

レッジョエミリアアプローチでは
子どもたちから見えるもの
子どもたちから見える世界
を大切にしています

 

毎日をすごす園のスペース、
親と一緒に園へ通う道、
子どもたちは何を見て
何を感じながら過ごすのか?

 

子どもたちが心地よく過ごせる環境作りを
大切にしています 

 

 

「その瞬間を子どもたちがどのように生きたか」が絵(表現)に現れる

子どもが思いついた時に
いつでも描けるような環境にしています
いつでも描けるよう用意を整えています

 

子どもたちが自由に描くときも
プロジェクトやテーマを決めて
描くときもありますが
どちらにしても
どう描くかの指導はしていません

 

その絵が合っているか・似ているか
等の評価はしません

 

画材や素材を多く用意し
(紙の種類、絵の具の種類、クレパスの種類等)
子どもたちは好きなものを選べます

 

生きているものを見て描くときも
想像上のものを描くときも
決まったイメージのコピーはさせません

 

生きたものを観察して描くときは
生き物との関係性や会話が重要です
同じテーマでも個性が出ます
その子独自の感覚が伝わってきます

 

そんな子どもたちの作品を尊重して
敬意を表して掲示等します
子どもたちの作品はパワーを秘めています

 

 

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 (出典:レッジョ・チルドレン・ニュースレター)

 

 

話を聞いているだけでも
豊かな教育環境にうっとり♡
レポはまだまだつづきますー!

 

 

いつもありがとうございます♡
愛をこめて、ピピピ
幸田ユキ

 

 

レッジョ・エミリアからのインスパイアイベント@世田谷『artenarra /アルテナラ キックオフフォーラム』レポ

 

こんにちは!コダユキです♡

 

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レッジョ・エミリアからのインスパイアイベント@世田谷『artenarra アルテナラ キックオフフォーラム』レポ

 

またまた半年ほど前のイベントレポです!
2018年2月24日(土)!!!
(ほんまどないやねん、笑)


ネット検索で「レッジョ・エミリア・アプローチ
なるものがあると知り、心惹かれ、
その後はじめてリアルに参加した
初めてのイベントです!!!

artenarra.jp

 


レッジョエミリア市のイベント『レッジョナラ』とは?

レッジョエミリアで、年に1回開催される、語りのイベント。

「世界中の注目すべき10の幼児教育」に選ばれた、レッジョエミリアアプローチを背景にしています。

博物館、図書館、広場、路上をはじめ、建物の中庭や、ちょっとした廊下のようなスペースなど、街中が舞台となり、語りを中心とした様々なパフォーマンスがあふれだします。

単なるアートイベントではなく、市民がパフォーマーになる講座や、子どもたちの発想が盛り込まれたインタラクティブなパフォーマンスなど、おとなも子どもも参加できるものになっています。

 (出典:aretenarra Instagramより)

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www.instagram.com

 


この時はじめて、
石井希代子先生(イタリア幼児教育実践家)や
森井圭さん(子ども教育立国プラットフォーム)
のお話を聞きました!

レッジョ・エミリアで行われている
レッジョナラというイベント(お祭り?)が
とにかくとても楽しそうで
パフォーマンスのレベルも高そうで
(↑ここ重要!ただの発表会なら見たくない!)
しかもおしゃれで、なんだか詩的で
とにかく観てみたくなったのです!

世界中からこの期間にレッジョナラ目当てに
観光客が集まってくるそうです!
それはすごい熱気なんだとか

 

・・・ここから余談ですが、
実は私、25年ほど前に
イギリス・スコットランド
エディンバラ国際フェスティバル
なるものに参加したことがあります!
(しかもパフォーマーとして!!!笑)

www.facebook.com

 

それと同じような感じかどうかはわかりませんが
その時もとにかく
街中の劇場で芝居やパフォーマンスがされていて
メインの通りにも大道芸人パフォーマーがいて
踊っている人や、セリフを言っている人や
なにかパフォーマンスをしている人々がいて
とにかく楽しかったのです!
きっとそんな感じじゃないかなーと
勝手に昔を懐かしんでいるのも
あるかもしれません(笑)
・・・余談おわり。

 

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( ↑ これはエディンバラの夜景♡)

 

レッジョナラ インスパイアードイベント
artenarra世田谷 は、いよいよ8月5日(日)に
IID世田谷ものづくり学校にて開催です!

レッジョエミリア・レッジョナラ
インスパイアー
お話しの世界を楽しむ読みがたりフェスティバル
artenarra 世田谷(アルテナラせたがや)

artenarra.jp

 


いつもありがとうございます♡
愛をこめて、ピピピ
幸田ユキ